ノーベル賞の立役者!!オワンクラゲの特徴と魅力について

オワンクラゲ

連日こう寒いと海に行くのも億劫です…
が!!今回は今の時期に気力を振り絞って採集へ行くと出会えるクラゲ、

オワンクラゲAequorea coerulescensについて紹介します!

 

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Class:ヒドロ虫綱

Order:軟クラゲ目

Family:オワンクラゲ科

Genus:オワンクラゲ属

 

 

 

ヒドロ虫綱のクラゲたちは小さな種が大半ですが、本種は最大で20cmほどにもなる大型の種です。
出現域はインド洋,太平洋,大西洋にかけて。本州沿岸では冬~初夏にかけて確認されています。

形態的な特徴としては、
・中心からまっすぐに伸びる放射管
・細くて綺麗な触手
・傘の中心にある少し大きめの胃腔(胃の空間)等が挙げられるかと思います。

小さなころは下の写真のようですが,成長に伴って触手や平衡胞・放射管が増えていきます。
オワンクラゲ 成長過程

食性としては、動物プランクトン以上に他種のクラゲを好んで食べます。

※少し見にくいかもしれませんが、下の傘を用いて口元にクラゲ片を運んでいます。

よって飼育の際には常に餌用のクラゲが必要な、飼育が難しい個体ですね(;´・ω・)
採集時には胃の中から同時期に出現するシミコクラゲなんかが入っていることもしばしば…。

 

さて、このオワンクラゲですが
2008年にノーベル化学賞を受賞した下村修先生研究材料として用いられ有名となりました!
なぜオワンクラゲが研究材料として用いられたのか?
それはこのクラゲのある特徴が注目されたからです。
それは…。

オワンクラゲ GFP
なんと!傘縁が緑色に蛍光しているではありませんか!!
※蛍光なので、発光とは異なります!ご注意を!!

この蛍光はGFP(Green Fluorescent Protein)Aequorin(イクオリン)という
タンパク質に寄るものだと判明しています。

今では現代医療の発展に欠かせない物質となっておりますね♪

しかし何故蛍光物質を手に入れたのか。それはまだよくわかっていません…。
そしてこの様な蛍光は本種だけでなく、他のヒドロ虫綱でも知られています。
Example:ハナガサクラゲカギノテクラゲ…。

何故発光するようになったのか。是非とも解明してみたいものです( *´艸`)

また近年ではこの研究成果より、
大腸菌にGFPを導入して大腸菌を光らせる実験が高校などでも行えるようになりました。
GFPを導入し蛍光する大腸菌
高校生のうちからこのようなバイオテクノロジーの世界に触れるなんて…。
今の高校生は本当に羨ましい笑

しかしこれだけ注目されている本種ですが、
まだオワンクラゲ属には分類がされていない未知種もいようです
今日とれたオワンクラゲ、実は新種だったり……??!

今後も様々な分野での研究が期待されるクラゲです!
皆の者、オワンクラゲ様に敬礼!!

それではまた次の投稿でお会いしましょう♪

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