クラゲの種類と特徴

ミズクラゲのエフィラから稚クラゲまでの形態変化を詳しく解説します!!

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今回はクラゲの王様!!ミズクラゲの形態変化の様子について詳しく追っていきます 。
ミズクラゲは,ポリプと呼ばれる固着期からエフィラとして遊離する…という生活史のお話は,
先の記事を参照でお願いします。

熱心な本サイトの読者様方は、それくらい知ってる…と思われる方が多いかもしれませんが、
あの花弁のような形のエフィラから、どのように傘が発達し、
クラゲらしい形へと変わっていくのか 。順に追って見た方は少ないのではないでしょうか。

 

そこで今回は実際に撮った写真と図をGIFアニメにして、丁寧に紹介していきます!!

 

と行きたい所ですが、初めに各名称について説明させて頂きます。
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 感覚器(かんかくき)刺激を感じる部分。主に重力・光の需要に関わっています。
縁弁(えんべん)成長すると傘の主役となる部分です。
口柄(こうへい)クラゲの口を支える部分です。
口腕(こうわん)クラゲの腕に当たる部分です。この部分で餌を捉え、口へと運びます。
胃腔(いこう)胃の中の空洞に当たる部分です。餌を食べるとこの中に運ばれます。
胃糸(いし)胃腔内に存在し、餌を捕まえ、消化酵素を出したりして消化を助けます。
水管系(すいかんけい):放射管(胃腔から先へと伸びる血管のような細い管)や環状管(傘の周りを走る血管の様な細い管)といった、体内の循環器としての役割を持ちます。

 

こうやってみてみると、小さな体の中にも様々な役割を持っていることが分かりますね( *´艸`)
それでは本編に入りましょう!!

 

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まずはポリプから遊離したての形です 。
水管は胃と縁弁を繋ぐのみで、至ってシンプルなつくりをしています。
口腕もまだ筒のような形状です。
まだまだ円形には程遠い形をしていますね。
1474115744xwcb6ydngwx0jez1474115743 次に,縁弁の間を目指して水管が伸びてきます。
最初から存在していた水管も、根本の近くが少し膨らんだようになります。
また縁弁の間から、新たな縁弁が伸びてきます。
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 新たに伸びてきた水管と、最初からあった水管の膨らんだ部分とが繋がります。
これで、傘の縁を一周する管(環状管)ができました!!
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口腕の先に突起が形成されます。(この突起が超かわいい)
また傘の淵に触手の基部が見られるようになります。胃糸も増えてきました。
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最初からあった縁弁と新たに出来た縁弁との差もだいぶ無くなり、花弁というよりは傘のようになってきました。
また環状管から分岐した管が、最初に存在していた水管と繋がります。
口腕が明確に4つへ分かれてきます。
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管の分岐が著しくなっていき、
触手・口腕の突起・胃糸も増えていきます。もう見慣れた形にだいぶ近いですね♪

 

以上のようにエフィラは皆さんが見慣れた姿へと変化します(#^^#)

今回の様子は25℃で飼育した場合,約1か月でこれらの変化が起きました。
短い期間の中でこれほどの変化が起きていると思うと,非常に面白いですね♪

今回の形態変化を解説するにあたって、「海のUFOクラゲー発生・生態・対策(安田 徹【編】)」、「最新クラゲ図鑑110種のクラゲの不思議な生態(三宅裕志・Dhugal Lindsay 【著】 )」を参考にしています。残念ながら前者の本は絶版となってしまい、在庫は少ないかもしれませんが、ミズクラゲ研究者の聖書だと思っているので是非是非ご一読ください!!

 

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